新興国に投資する(3)南アフリカ
今回は人気の南アフリカ共和国は、投資対象になるかについて、考えていきたいと思います。
よろしくお願いします。
南アフリカ共和国は、サハラ砂漠の南に中央アフリカがあり、更にずっと南の最果て南半球あります。南側三方は海に接しています。
人口は、(2016年)55,653,654人(26位)
人口密度は41人/㎢
面積は、122万㎢(日本の約3.2倍)(26位)
GDP (MER)2018年3681億米ドル
1人当たりGDP 6352米ドル
経済成長率 2021年度 5%予想
消費者物価指数 2021年9月 4.966%
失業率 2021年7月 32.6%
総輸出額2021年8月 10,765.5百万米ドル
総輸入額2021年8月 7,893.5百万米ドル
貿易収支2021年8月 + 2,872.1百万米ドル
最大の都市はヨハネスブルグ
首都はプレトリア(行政)
ケープタウン(立法)
ブルームフォンテーン(司法)
大統領はシリル・ラマポーザ
軍事は、陸軍40,200人,海軍7,550人,空軍10,450人(ミリタリーバランス2018)
軍事費はGDPの0.98%
●歴史
1652年にオランダがケープの植民地が成立。
1795年にイギリスがケープタウンを占領。
1900年頃にイギリスに領土のほぼ全てが奪われた。
1910年5月31日に、ケープ州、ナタール州、トランスヴァール州、オレンジ州の4州からなる南アフリカ連邦となり、イギリス帝国内のドミニオン(自治領)としてアフリカーナーの自治になった。
1961年に南アフリカ共和国になり独立した。
1990年代にアパルトヘイト関連法の廃止
●工業
食品産業、製鉄、化学工業、繊維産業、自動車などの分野で盛んです。
●農業
果樹・穀類栽培と牧畜が主です。アフリカ大陸で最大のトウモロコシ生産国であり、2009 - 2010年度には400万トンの生産過剰となっています。南アフリカの砂糖(サトウキビ)は世界金融危機の出端から年に十数%の割合で高騰していきました。
果物はグアバやアボカドがあり、これらは南アの重要な生産物となっています。現在はパンなどの主食用として小麦もつくっています。
マカダミアの栽培にも力を入れており、毎年約4,000ヘクタールが新たに植林されています。その背景には中国での旺盛な需要があり、生産量は1996年の3,000トンから2015年には4万トンを超えています。
酒造はワインを手がけており、ワイン作りはケープタウン付近で特に盛んで輸出もされています。
メリノ種の羊毛はオーストラリアに次ぐ生産量を誇り、皮革用の牝羊も飼われていますが、最高級品は胎児を取り出して剥ぐため、愛護団体などから批判を受けています。
●鉱業
金、ダイヤモンド、プラチナ、ウラン、鉄鉱石、石炭、銅、クロム、マンガン、石綿。豊富な鉱物資源を誇り、特に金は世界の産出量の半分を占めています。この豊富な産金力を背景にクルーガーランド金貨を発行していましたが、現在は限定品としてのみわずかに販売されています。
●その他
ダイムラー・クライスラー(現・ダイムラー)社がダーバン市内に自動車製造工場を建設。メルセデス・ベンツの、特に右ハンドル仕様が製造されています。これらの車両は南アフリカ向けのみならず、多くが輸出に割り振られています。またトヨタ自動車、BMW、フォルクスワーゲンや日産自動車なども輸出拠点として同国に工場を置いています。なおこれらの拠点は東海岸のポートエリザベスに多く存在しています。
治安は悪いようです。
●援助金
主要援助国(2015年)
(1)ドイツ 421.95百万ドル
(2)米国 336.77百万ドル
(3)フランス 202.25百万ドル
(4)英国 30.37百万ドル
(5)スイス 15.30百万ドル
日本の援助実績(2016年度までの累計実績)
(1)有償資金協力201.45億円
(2)無償資金協力139.42億円
(3)技術協力139.96億円
来年の成長率は2%と鈍化するみたいですが、5年10年の長期投資だと報われる可能性がありそうです。
EZAのチャートはこんな感じ
2003年からのチャートになります。このようにボラティリティーの高いETFです。
新興国は大国にかなり左右されます。
安い時に入る事が大切になるようです。
これからも、投資情報、仮想通貨、トークン、#DeFi、お金や健康について考えていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。