タンカーの株価は何に影響するのか?
今日は世界の原油消費量がまだ上がる予想で出ているので、原油の輸送手段の1つのタンカーについて考えたいと思います。
僕が考えたのは、原油の消費量が増えれば、運ぶ手段のタンカーが、忙しくなり、休み無く原油を、運んで儲かり株価も上がるのでは?
そこで、原油消費量を調べました。
このグラフは2018年までのものになりますが、ずっと右肩上がりです。
2020年は世界中のロックダウンで消費量は減っています。
2020年は海の上のタンカーに乗せている原油が売れなくて、原価割れしてましたしね!
そしてタンカーの過去10年の株価です。
これはノルディック・アメリカン・タンカーズの株価です。
2015年付近が高くて、どんどん下がり19年付近に少しあがり現在の株価になります。
原油消費量と株価にはあまり相関関係は無さそうです。
そうなると、やっぱり原油価格に連動してるのか?と思いました。
2015年から原油価格が急降下しています。
酷いですね!
2014年中頃は100ドル台だったのに、2016年には下ひげをつけての25ドル付近!
サウジとアラブの大富豪もさぞや青ざめたでしょう😨
2020年はOPECとロシアの産出量な戦いで値崩れが激しくて、下ひげをつけての10ドル付近まで下がっています。
このグラフを見ると、原油価格を後追いするように、タンカーの株価に相関関係がありそうですね🤗!
そうなると原油価格はこれからどうなるのか?
が問題になると考えます🤔
2020年の原油価格の暴落は、ロックダウンと、
OPECが減産を呼びかけているのに、ロシアが財政難を理由に増産をして、それに対抗をしたサウジアラビアが増産をして、価格破壊をわざとさせたのが原因です。
そして今は、ヨーロッパのガソリンの供給不足とドイツで言えば、発電は石炭発電の増加と天然ガスの発電量が18%増加してます。
そして米国とかから液化天然ガスを輸入するよりもロシアからのガスパイプライン(ノルドストリームとノルドストリーム2)からの天然ガスを輸入する方が30%安いようです。
(ヨーロッパの4分の1をカバー出来るようです。)
と言う事は、ロシアは原油の輸出に頼らなくてもよくなり、ヨーロッパへの天然ガスからの収入がありますから、原油価格を下げてまで、無理をして増産する必要が無くなります。
そして原油価格を高くして、少しの原油で大儲できると考えているようです。
米国のアナリスト予想では、100ドルとか130ドル予想をしている人もいてます。
OPECプラスが協調減産に踏み切れば、価格はグッと上がります。
なぜかと言うと、バイデン大統領は原油の産出には反対してますし、大統領選挙討論会でハッキリとフラッキングを禁止すると言ってました。
(あの時は、フラッキングの意味が分かって無かったように見えましたが)
ようするに、米国からの原油の産出はあまり見込めないと言う事です。
(☆余談ですが、米国のフラッキングによるシェールオイルだけで、全世界の数百年の埋蔵量がある予測をしている学者もいます)
まとめると、
●原油価格にタンカー銘柄の株価は相関関係がありそうですから、原油価格の動向をみる必要があると思います。
●原油価格はバイデン大統領は再生エネルギー重視で原油には悲観的でOPECプラスが上手く価格の上昇を図っているかもで、上がる可能性がある。
この可能性を考えれば、ポートフォリオの10%を原油関係に、うち半分の5%態度でもタンカーに投資しても良いかと考えます。
僕もタンカー銘柄に投資をしています。
夏よりは価格が少し上がってきていますが、原油価格がまたまだ上がるなら、株価も上がる可能性があります。
現在の保有銘柄は以下の通りです。
●ユーロナブ(EURN)株価10.35ドル配当1.18%
●ノルディック・アメリカン・タンカーズ(NAT )株価2.6ドル配当1.54%
●ツァコス・エナジー・ナビゲーション(TNP)株価10.78ドル配当1.86%
●フロントライン(FRO)株価9.1ドル配当無し
フロントラインは配当金目当てで投資しましたが、配当金は出して無いようなので、利確しました。
黒字会社はEURNとFROです。
タンカー会社は赤字が多いですが、
来年の売り上げは、今年の50%から100%位の伸びが予想されています。
これからも、投資情報、仮想通貨、トークン、#DeFi、お金や健康について考えていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。